はじめての方へ

「親と実家、どうする?」をご覧いただき、ありがとうございます。このサイトを運営している、ゆかりです。
親のことや実家のことが気になり始めた方に向けて、今から知っておきたいことをお伝えしています。私自身も、今まさに親や実家のことを考えている途中です。
親の変化は、突然やってきました
私が親と実家のことを真剣に考えるようになったきっかけは、離れて暮らしていた父の認知症です。
思いもよらない役所からの電話で父の異変を知りました。その内容は、父が「ごはん何も食べていない」とご近所さんを回っているから見に来てほしいという衝撃的なもの。
その電話の1週間前に、私は父と会っていました。普通に話をして、いつもどおり父が冗談を言って、大笑いしていたのです。だから、予想もしなかった連絡を信じられないまま、「早く行かないと!」と実家に向かいました。
父は、1週間前とは別人になっていて、着ている服はボロボロ。穴が開いた靴下から親指が出ていたのです。
もっとショックだったのは、急いで駆けつけた私のことを覚えていなかったこと。

認知症って、そんなに突然なるものなの?
1週間の間に何があったの?
頭の中が混乱して、悲しくて、寂しくて、今でも忘れられません。

離れて暮らしていると、親の変化に気づけないことがあるんですね。電話ではいつもどおりに話して元気そうにしていても、見えないところで暮らしが変わり始めていることもある。この突然の経験をきっかけに、親が元気なうちから、少しずつ考えておくことがあると気づきました。
家族の施設入居も見てきました
家族の施設入居にかかわったのは、父のことが初めてではありません。20年ほど前には祖母が特養に入所し、私も施設探しを手伝いました。見学や手続きは両親が進め、私は何度も面会に通いました。
その後、叔父や叔母もグループホームや有料老人ホーム、特養で暮らすことになり、面会に行くたびに、施設によって雰囲気やスタッフの対応が違うことを感じてきました。
みんな最初は施設に入ることを嫌がっていました。それでも、施設でお友達ができたり、日中を一人で過ごすことがなくなったりして、少しずつ表情が明るくなっていった人もいます。一方で、「家に帰りたい」と話していた人もいました。施設での暮らしをどう受け止めるかは、その人の性格や状況によって違うのだと思います。
父の場合は、施設に空きがなく、入ることができませんでした。認知症が進んだ父が、それまでどおりの生活を続けることは難しくなり、兄弟が引き取っています。そして今は、母の施設探しをこれから考えていくところです。
このサイトでお伝えすること
親のことや実家のことは、気になりつつ、何から手をつければいいのかわからないものです。まだ使える物を捨てるのはもったいない。でも、実家に物が増え続けるのも心配。親の気持ちを大切にしたい一方で、いつか自分が片付けなければならないかもしれない。そんな迷いを抱えている方も多いのではないでしょうか。
このサイトでは、実家にある物の整理の仕方、きょうだいとの連携、捨てる前に確認したいこと、親と無理なく片付けを進める方法、売れる物と処分する物の考え方などを、同じ子どもの立場から調べてお伝えしていきます。
親の施設探しについても、施設の種類や費用、見学のポイント、入居を嫌がる親との向き合い方など、家族が最初に知っておきたいことを、自分や家族の経験も交えてまとめています。
専門家ではないからこそ
私は、医療・介護・法律・税務の専門家ではありません。私自身も、親や実家のことを前にして、どうしたらいいのかわからず、一つずつ調べています。
だからこそ、難しい言葉をそのまま並べるのではなく、「結局、何から始めればいいの?」「自分の場合は、どう考えればいいの?」と私と同じように悩んでいる方にも伝わるように、できるだけやさしく整理してお届けします。
制度やサービスについては、公式情報を確認しながら、できる限り正確にお伝えすることを心がけています。ただし、状況によって必要な対応は異なります。個別の判断が必要な場合は、専門家や公的な相談窓口へ確認することをおすすめします。
親も、自分も無理をしないために
親のことが気になっていても、私たちには仕事や自分の生活があります。いつも親のためだけに動けるわけではありません。実家のことを考えるだけで、気持ちが重くなる日もあります。
それでも、何も起きていないうちに知っておけることや、少しずつ準備できることはあるはずです。親も、自分も、無理をしすぎないために。「親と実家、どうする?」が、同じ悩みを抱えている方と一緒に考えられる場所になればうれしいです。




