実家を片付けたいと思っても、物が多かったり、遠方に住んでいたりすると、自分たちだけで進めるのは簡単ではありません。「業者に頼んだら、いくらかかるんだろう」「高額な請求をされたらどうしよう」と、費用や業者選びが気になって依頼を迷う方も多いと思います。
実家の片付けを業者に頼むときは、料金の安さだけで決めず、費用の目安や見積もりの内容、追加料金、不用品の処分方法まで確認することが大切です。
この記事では、実家や空き家の片付けにかかる料金情報や、家庭ごみの処分に関わる許可制度を確認した上で、費用の目安や料金が変わる理由、見積もりで確認したいこと、業者選びのポイントをまとめました。業者へ問い合わせる前に、何を確認すればいいか整理するときの参考になればと思います。
実家の片付けを業者に頼む費用
実家の片付けを業者へ依頼するとき、最も気になるのが費用です。ただし、片付け料金は「一軒いくら」と一律に決まっているわけではなく、部屋の広さだけでなく、物の量や作業人数、搬出のしやすさなどによって変わります。まずは、間取り別のおおよその目安を知っておきましょう。
間取り別の費用の目安
実家の片付けにかかる費用の目安は、次のとおりです。
- 1R・1K:3万円〜8万円
- 1DK:5万円〜12万円
- 1LDK:7万円〜20万円
- 2DK:9万円〜25万円
- 2LDK:12万円〜30万円
- 3DK:15万円〜40万円
- 3LDK:17万円〜50万円
- 4LDK以上:22万円〜60万円
※実家・空き家の片付けに関する料金情報を参考に、当サイトでまとめた目安です(2026年8月時点)。実際の費用は、処分する物の量や搬出条件、作業人数、地域、追加作業の有無などによって変わります。
同じ間取りでも、荷物の少ない部屋と、長年家族が暮らして物が多く残っている実家とでは、必要な作業量が違います。長年の荷物が残っている場合は間取り別の目安より高くなることもあるため、ホームページの料金だけで判断せず、実際の荷物を確認してもらったうえで見積もりを取ることが大切です。
費用が変わる主なポイント
片付け費用は、処分する物の量、大型家具や家電の数、作業人数、作業時間、階段やエレベーターの有無、トラックを家の近くに停められるかなどによって変わります。例えば、2階から大型家具を階段で運び出す場合や、家の近くまでトラックが入れない場合は、作業に時間や人手がかかります。家具の解体や清掃などを追加で依頼すれば、別途費用が必要になることもあります。
そのため、間取りだけで料金を判断するのではなく、「どのくらいの量を、どのような環境から運び出すのか」まで含めて考える必要があります。
実家の片付けと遺品整理の違い
業者を探していると、「実家の片付け」のほかに「生前整理」や「遺品整理」という言葉を見かけることがあります。親が健在なうちに持ち物を整理することは「生前整理」、親が亡くなった後に残された物を整理することは「遺品整理」と呼ばれるのが一般的です。
実家の片付けは、親が施設へ入るときや、空き家になった家を整理するときなど、より広い場面で使われます。業者によって対応するサービスや料金体系が異なるため、問い合わせるときは、現在の実家の状況と、どこまで片付けてほしいのかを伝えて確認します。
見積もりの内容を確認する
見積もりを取るときは、合計金額だけを見るのではなく、何が料金に含まれているのかを確認します。仕分け、家具や荷物の搬出、車両費、人件費、処分費、簡単な清掃などが含まれている場合もあれば、エアコンの取り外しや大型家具の解体、特殊な清掃などが別料金になる場合もあります。
「見積もりでは安かったのに、作業後に追加料金が増えた」ということを防ぐためにも、どの作業まで見積もりに含まれているのか、追加料金が発生するのはどんな場合なのかを事前に確認しておきます。
複数の業者を比較する
実家の片付けを業者へ頼むときは、できれば複数社から見積もりを取ります。1社だけでは、その金額が高いのか安いのか判断しにくいためです。
比較するときは、金額だけでなく、作業内容、追加料金、処分費や車両費、作業人数、予定時間、キャンセル料なども確認します。買取に対応している場合は、買取金額がどのように見積もりへ反映されるのかも聞いておきます。一見安く見える見積もりでも、処分費や階段作業などが別料金になっていれば、最終的な支払額が高くなることがあります。「この金額でどこまでしてもらえるのか」を比べることが大切です。
複数の業者を一社ずつ探すのが大変な場合は、一括見積もりサービスを利用する方法もあります。
「ぽいみつ」は、不用品回収や空き家の片付け、遺品整理、生前整理などについて、複数の業者へまとめて見積もりを依頼できるサービスです。実家の片付けを業者へ頼みたいけれど、どこへ相談すればいいかわからない場合は、比較しながら探せる方法の一つとして使えます。
見積もりは無料なので、まず費用感を知りたい場合にも利用しやすいです。ただし、実際に依頼するときは、料金だけでなく、作業内容や追加費用、処分方法まで確認してから決めましょう。
安さだけで業者を決めない
費用を抑えたいと思うと、一番安い業者を選びたくなります。ただし、家庭から出る不用品を処分してもらう場合は、料金だけでなく、どのような方法で回収・処分するのかも確認する必要があります。
家庭から出るごみを収集・運搬できるのは、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者や、市区町村から委託された業者です。産業廃棄物処理業や古物商の許可だけでは、家庭ごみを収集・運搬することはできません。片付けを依頼する会社自身が回収しない場合は、許可を持つ業者とどのように連携して処分するのか確認しておきます。
「無料回収」「格安回収」といった言葉だけで判断せず、会社の所在地や連絡先、料金の説明、処分方法などを確認し、不明な点にきちんと答えてくれる業者を選びます。
業者選びで見るポイント
見積もりを比べるときは、料金だけでなく、説明のわかりやすさも大切です。見積書に作業内容が具体的に書かれているか、追加料金について説明があるか、不用品の処分方法を確認できるか、会社の所在地や連絡先が明確かを確認します。
買取を依頼する場合は、どの品をいくらで買い取るのかも確認します。また、「今日契約すれば安くなる」などと契約を急かされても、その場ですぐに決める必要はありません。内容に納得できなければ、保留して他社と比較します。

自分で片付けるか業者に頼むか
実家の片付けは、すべてを業者へ任せる必要はありません。荷物が少なく、実家へ何度も通えて、片付ける人手や時間に余裕がある場合は、家族でできるところまで進め、運び出しが難しい家具や大量の不用品だけを業者へ頼む方法もあります。
業者へ依頼する範囲を決める前に、家具・家電を自分で処分する方法も確認しておくと、見積もりの対象を絞りやすくなります。
一方で、物が多くて手が付けられない、遠方に住んでいる、片付ける人が少ない、大型家具が多い、家の売却や退去まで時間がないといった場合は、業者を利用することで負担を減らせることがあります。料金だけでなく、自分や家族の時間、移動の負担、体力も含めて考えてみてください。
実家の片付けをどこから始めればいいかわからない場合は、まず全体の進め方を確認しておくと整理しやすくなります。→実家の片付けは何から始める?確認事項と進める順番
業者へ連絡する前に確認する
見積もりを頼む前に、実家の間取り、片付けたい部屋、大型家具や家電の数、処分したい物のおおよその量、希望する作業時期を確認しておくと、問い合わせがスムーズです。可能であれば部屋や荷物の写真も撮っておくと、状況を伝えやすくなります。
ただし、業者へ依頼する前に、通帳や印鑑、重要書類、現金、貴金属などが残っていないか確認しておくことも大切です。→実家の片付けで先に探すもの〜貴重品・重要書類の確認リスト
兄弟姉妹がいる場合は、業者へ依頼する前に、どこまで業者へ任せるのか、費用を誰が負担するのかについても話しておきます。→実家の片付けで兄弟姉妹と揉めないための7つのこと
よくある質問
- 見積もりは無料ですか?
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無料で見積もりを行う業者もありますが、対応は業者によって異なります。見積料のほか、キャンセル料が発生する条件もあわせて確認しておきます。
- 立ち会いなしでも依頼できますか?
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立ち会いなしや、写真・動画を使った見積もりに対応している業者もあります。遠方に住んでいる場合は、問い合わせるときに対応できるか確認します。
- 買取と片付けを一緒に頼めますか?
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買取に対応している業者もあります。依頼する場合は、どの品をいくらで買い取るのか、買取金額が片付け費用からどのように差し引かれるのかを確認します。
- 業者選びで注意することはありますか?
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見積もりの内容が曖昧なまま契約を急がせる業者や、追加料金について説明しない業者には注意します。家庭から出る不用品を回収する場合は、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者や、市区町村から委託された業者が回収する仕組みになっているかも確認します。
実家の片付けを業者へ頼むか迷っている場合は、まず複数社の見積もりを比べてみると、費用や対応の違いがわかりやすくなります。
一社ずつ探すのが大変な場合は、「ぽいみつ」で複数の業者へまとめて見積もりを依頼できます。まだ依頼するか決めていなくても、費用の目安を知るために見積もりを取ってみるのも一つの方法です。
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まとめ:見積もりを比べて決める
実家の片付けを業者へ頼む費用は、家の広さだけでなく、物の量や作業人数、搬出条件などによって変わります。業者を選ぶときは、料金の安さだけで決めず、見積もりに含まれる作業内容や追加料金、不用品の処分方法まで確認することが大切です。
まずは実家にどのくらい物があるのかを確認し、同じ条件で複数の業者から見積もりを取ってみてください。金額だけでなく、説明のわかりやすさや対応まで比べることで、自分たちに合った業者を選びやすくなります。複数の業者を比較できるサービスもあるため、一社ずつ探すのが大変な場合は、そうした方法を利用するのも選択肢の一つです。





